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2009年3月23日 (月)

ハレ。

遠くて、近くて、
なぜかまた行きたくなる。
三重県は不思議なところ。

3月21日に
やました編集委員と二人で
三重県にある神島に行ってきました。
三島由紀夫の「潮騒」の舞台になった
周囲4㎞ほどの小さい島です。
鳥羽から40分ほどフェリーで渡ります。

その日はとてもいいお天気で
薄い雲が空の青を少し優しい色にして
ぽかぽかの一日になりました。

坂道と階段でできている神島は
普段さほど体を動かさない私たちにとって
これは、大変な場所です。
私は中学、高校以来に読み直した
「潮騒」に出てくる場所を見つけては大騒ぎして
息も絶え絶えです。

八代神社の214段の階段を登り
途中で振り返っては
春霞の向こうに見える
何色もの青が重なる海に
ため息が出ます。

八代神社から灯台へはなかなか行き着けず
途中で出会った島のお母さん達に
道を聞いて
細い一本道を登り
辿り着きました。

海上から見た灯台はとても小さく
島の様子とあいまって
可愛らしく見えたけれど
灯台の足下まで来ると
真っ白の頼りがいのある建物が
青空に伸びていました。
そこから、
伊勢の海に点々と浮かぶ島が
遠くは愛知が
きらきらと揺れる小さな波と大きな波頭の間に
見えています。

膝が笑うのを笑いながら
島の階段を登り降りして
路地を歩き回り
島の人たちに話しを聞いたり
道端に咲いている花を見て
ぼんやりしたり。
ある道を登ると島の中腹に
懐かしい公園があって
久しぶりにブランコに乗りました。
あんなにいい気持ちになる乗り物だったんだなあ。
上を向いて
ゆるゆると揺られていると
うっかり手を離してしまいそうです。
ジャングルジムによじ登って
てっぺんからまた
海を眺めました。
もしかすると
神島で一番いい場所を見つけたかもしれません。

人が親切で
時間も
疲れも
たぶん胸のつかえも
抜けてしまう
とてもおおらかな島でした。

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