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2010年10月15日 (金)

そして繋がる。

今日は永遠の師匠たなかひろこさんと
伊丹市立美術館へ
「堀内誠一
 旅と絵本とデザインと」を
見に行きました。

街中に貼ってある
そのポスターに載っていた
福音館書店の「秘密の花園」の装丁に驚き
これは行かなければと
思ったのです。
中学生の時、
表紙の美しさと物語の面白さに
図書室で何度も読み返した作品でした。
大人になったら
絶対買って家で何度も読もうと
心に決めて
今は私の本棚にあります。

本当に
驚く事ばかりの展覧会でした。
仕事の量の多さにも
絵の手法の多さにも
堀内誠一に関わった人たちのすごさにも。
澁澤龍彦や瀬田貞治、谷川俊太郎。
他にもたくさんの人が彼と同じ時代を生き、
深い親交があったというのです。

アートディレクターをされていた時の雑誌は
そのほとんどを見たことがありました。
なにより
足が固まり
その場から動けなくなったのは
絵本のところです。
色使いの美しさ
その組み合わせの妙。
そして
懐かしさ。
いつそれらを見たのか覚えていないくらい
昔々のはずなのに
実は
全く忘れていなかった。
くろうまブランキー
そうじをおぼえたがらないリスのゲルランゲ
ぐるんぱのようちえん
おおきくなるの
秘密の花園。
その原画を
今この目で見ているなんて。
小さかった私が夢中になって何度も何度も見た絵本。
何度も読んだ物語。
60年代に描かれた原画が
手が届く距離にあるなんて。
嬉しくて
思わず目の前が滲んでいました。

こどもの頃に
たくさんの絵本を見せてくれた
両親に
本当にありがとうを言いたい。
あの時
私が見ていた本のうち
堀内誠一が描いていないものがあっただろうか。
今日私は
目の前で音が鳴るように
思い出と作品が重なり
繋がる瞬間を見ました。

帰ったら
まず「秘密の花園」を読もうと思います。
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