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2010年12月31日 (金)

ありがとうございました。

今年が終わろうとしています。
お昼間には雪もちらつくほど
寒くなってきました。
風邪などひかれていませんか?

今年は
本当にたくさんの事が起こって
自分の未熟さと
見守って下さる方々のありがたさを
心底実感する1年でした。
ありがとうございました。

来年には
晴空(ハルソラ)を始めます。
いつが初めかは分かりませんが
遠くにあった
小さな歯車が
いくつもいくつも
動いて
かみ合って
ここに繋がってきたように思うのです。
そこには
いつも
助けてくれる人たちがいました。
いつか
お返しができるよう
一生懸命に前進します。

今年もお世話になりました。
本当にありがとうございました。
来年が
みなさんにとって
素晴らしい1年となりますよう。

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2010年12月28日 (火)

ご報告。

やました編集委員と始めた
福図鑑。
7年目に入りました。
神戸を拠点に
様々なギャラリーやカフェでお世話になりました。

そして。
このたび
その神戸は元町で
アトリエとギャラリーを作ることとなりました。

「晴空 ハルソラ」といいます。

場所は
なんと黄金舎なのです。
閉店された後を
黄金舎のオーナーさんにお力添えいただいて
借りることができました。
3月開始に向けて
試行錯誤の真っ最中です。

これから
詳細が決まっていきますし
もっとたくさんご報告ができると思います。
精一杯やってみます。
どうぞ
よろしくお願い致します。


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2010年12月24日 (金)

動き続ける年末。

連想する言葉。
青春18きっぷ
北陸


ソースかつ丼!

12月23日。
福井県敦賀市へ行きました。
そうです。
ソースかつ丼を食べるために。
一番遠い友人が明石から乗車して
青春18きっぷの性質上
一緒に行く友人達の最寄り駅で
乗り降りすること4回。
大阪駅から新快速敦賀行きに乗り込みます。
思いの外、電車は空いていて
どうにか座ることができました。
朝から曇り空で
まだ太陽は見えません。
しばらくすると
右手に冬の海と同じ
鉛色に光る琵琶湖が見えてきました。
喋りながら、うとうとしながら
約2時間で到着。

目標はかつ丼ですが
福井のお蕎麦も味わいたい。
前回食べることができなかった反省をいかし
友人の提案で
さきにいただきました。
少し太めの
香りの強い美味しいお蕎麦でした。
その足で
ヨーロッパ軒へ向かいます。
敦賀で有名な洋食店です。
お店の近くまでいくと
もう外までフライの匂いがしています。
席について注文して
どきどきしながら待ちました。
そして。
やってきました。
ぎっしり詰められた福井のお米のごはん。
ふたが閉まらないほどの
うまうまソースをくぐったカツ達。

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2年ぶりの対面です。
美味しいねえ。

せっかくここまで来たのですから
すこしばかりお散歩です。
敦賀にも清明神社がありました。
方向に弱いので
友人に地図を見てもらい
静かな街を歩いて
ふと角を曲がりました。
友人が赤い文字の「ダイヤモンド毛糸」の看板を発見。
長く地域に愛された感のある手芸屋さんでした。
引き戸をあけると
左側の壁は
全部ボタン。
敦賀にもありました。
そう、パラダイス。
振り上げた両の手の拳が震えるくらいテンションが上がります。
お店のお母さんによると
なによりボタンがお好きだそうで
古いボタンは細工が素晴らしく発色もよいとの事でした。
古いボタン箱を下ろしてもらい
あまりにもきれいなので大興奮。
ボタンの整理をしたばかりという
不揃いのボタンを集めた箱を
布の裁断机にざっとあけて
お母さんおすすめのボタンを選んでもらったりしました。
最後には
これはもうないからと
空になったボタン箱に付いている
見本のボタンまで入れてくれました。
素敵すぎる。
たくさんたくさんのきれいなボタン。
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ありがとうございました。

お店のお母さんに神社の場所を聞きました。
着いた清明神社は
とてもかわいらしい小さな神社でした。
年末らしく
茅の輪が張ってありました。
ありがたく潜らせていただいて
今年の厄を払っていただきました。

いろんな事が起こった今年。
たぶんもっといろんな事が起こる来年。
もう止まることはできないので
動き続けようと決めました。
「美味しい」充電も大晦日まで
まだまだする予定です。

ひとまず
ごちそうさまでした!

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2010年12月22日 (水)

忘(レラレナイ)年(ニナッタ)会。

今年、
私の来し方史上
おそらく最大級のコトを
一緒に味わった友人との忘年会。
きっと
この12月までに
それぞれにいろいろあったと思います。
それでも
会って、顔を見て、喋り始めると
まるで昨日も一緒にいたかのようでした。
もっとたくさん話したかったなあ。
来年は
どんな年になるか分からないけれど
また笑って会えるように
元気でいよう。
元気でいてね。

そして今日も帰り道で。
濃紺の夜空に
白く硬そうに光る月が
きりりと音を立てるように
浮かんでいました。
ふと
12月だなあと思いました。
頭をぐるっと巡らせて
この冬
初めて
オリオン座を見ました。

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2010年12月21日 (火)

家族。

夕方から降り出した雨が
少し強くなり始めた宵の口。
傘を叩く雨の音を聞きながら
「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」を見に行きました。

アルコール依存症のことも
それを支える家族のことも
何も知らずに
見に行きました。

激しい場面は最初にすこしあるだけで
家族の日常が
淡々と
ページをめくるように
繋がれ
描かれていました。
人から同情されず
なんとなれば自業自得とさえ言われる
依存症という病気を
受け入れるというより
添うように生きていく。

家族のかたちは
それが外からどう見えようとも
これが家族なのだと思える繋がりがある人の数だけ
存在するのだろう。

小雨のなか
帰りの濡れた道を辿りながら
今日は
大きな声で
「ただいま」を言おうと決めました。

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2010年12月19日 (日)

ああ。

12月になると
うきうきするコトが増えるものですが
こちらのご夫婦のお誘いは
心拍数が大変なことになります。

今年もありがとうございます!
幸せの「寒ブリの会」です!
午前中から体調を整え
友人たちと4人で
お昼過ぎにお邪魔しました。
ご主人の見事な包丁さばきで
新鮮な寒ブリが
きらきらの身をお皿に乗せて登場です。
昆布が泳いだ
いい香りのするお出汁に
寒ブリがジャンプ。
ああ。
ブリしゃぶって美味しい。

そして間を置かず
奥さんが作る
加減のよい美味しいシャリに
ご主人の見事な指さばきで
にぎり寿司がテーブルに。
寒ブリはもちろんの事
サーモンや中とろ、えんがわ。
こんなにお家でできるの?と思うくらい。
極めつけは
寒ブリとサーモンの炙り。
ここの子になりたい。

そして
最後は甘いモノ。
友人が用意してくれた
ヒロタのシュークリーム。
やっぱりこれはおいしい。
懐かしくて間違いなしの安心感。
すっかりテンションが高くなりました。
ご夫婦が用意してくれたのは
箕面にある「ピエール」のケーキ。
生クリームが驚くほど軽く
キャラメルムースやチョコレートムースも
軽い食感なのに
風味が濃くて大満足でした。

年末の幸せな時間。
毎年ありがとうございます。
そして改めて
今日は本当にありがとうございました!

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2010年12月18日 (土)

蚤の市の前に。

今日は友人とやました編集委員と一緒に
黄金舎の「冬の蚤の市」に出掛けました。


そのまえに。
まずはお昼前に集合。
せっかくなので元町でランチです。
元町商店街のそれは細い路地にある
「いちぜん屋」という洋食屋さん。
カウンターだけ10席ほどのお店です。
こちらのデミグラスソースは
深い薫りと
最後にほんの少し鼻をかすめる香ばしい苦みが
まるでビターチョコレートのようです。
私はAランチをいただきました。
カツレツと海老フライとハンバーグ。
洋食としては
間違いなしの組み合わせ。
お皿が目の前に置かれただけで
鼓動が早くなります。
素敵だもの。
最後の一口まで
とても美味しくいただきました。

ランチも終え
まだ蚤の市までに時間があったので
気になっていて
なかなか入る機会のなかった喫茶店に
思い切って入ってみることにしました。
いちぜん屋の隣。
「ポエム」です。
入って驚きました。
店内の
時間が止まったような調度品の数々。
深い色の木の壁に
深みのあるオレンジの照明。
さらには
メニュー表の装丁が
とてもレトロな書体と挿絵で
注文を決めることができないくらい素敵で
ずっと見つめてしまいました。
そして
壁やテーブルの脇に
天然の石に
様々な人物や動物を描いた作品が
所狭しと並んでいました。
ウサギや猫、ハリネズミがとくに可愛く
目が離せなくなりました。
常設で展示しているそうです。

マスターとママさんは
とてものんびりしたお話し好きのご夫婦で
この場所で
45年コーヒーをいれているそうです。
その当時から
一緒にいるという
懐かしいアラジンの石油ストーブが
店内をやわらかく暖めていました。
その次に
古くから一緒に働いているのは
イタリア・オリベッティのレジスター。
電気ではなく手動なのと
ママさんは嬉しそうにおっしゃっていました。

お話しを聞いてみると
石の絵の作家さんが
メニューを手描きしておられるとのこと。
挿絵のみならず文字も全部。
素晴らしい。本当に素晴らしい。
コーヒーも
ココアも
ポエムのストーブが暖めた空気とともに
指の先まで沁みていきました。

こんな路地の奥で
また2つも素敵な場所に出会いました。

そして今日の目的、黄金舎へ。
すでに蚤の市は大盛況。
たくさんの素敵雑貨や洋服、照明に
心揺れました。
ギャラリースペースで選びきれず
ショップだった場所で頭を冷やしたりしながら
約2時間選びに選びました。
一番の収穫はデッドストックの生地とボタン。
これは素敵。
きっと鞄やがま口でお目にかける日が来る筈。
どんな風に使おうかしら。

とにもかくにも
驚くほど充実した一日でした。
ほんとにたのしかった。

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2010年12月15日 (水)

やせてもないのに。

どちらかというと
暖かな冬である今年。
しかし今朝の寒さはなかなか効きました。
冷え性でもないのに
手の先が冷たく
ねこのおなかの下に
手を入れて
ねこに逃げられるほど。

今の家に引っ越して
すでに3回目の冬。
心頭滅却すれば
冬のフローリングだって暖かいはず。
だったのですが
今日は滅却できませんでした。
やせ我慢も
3回目はむずかしい。
観念して
部屋にふたつある窓に
カーテンをつけました。
もちろん引っ越しをしてこのかた
カーテンを買っていない訳ですから
それらしき道具もなし。
つっぱり棒と
たくさんあるダブルガーゼで代用です。

それでも
ラベンダー色のギンガムチェックの
カーテンもどきは
部屋を明るく暖かくしてくれました。
いるな。
カーテン。

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2010年12月14日 (火)

おわりとつづきとはじまりと。

12月13日。
私たち福図鑑が3年間お世話になった
黄金舎が
お店を閉じられました。
7年の歳月を
神戸元町の一角で
素敵なショップとギャラリーで
きらきらと
照らしてきた場所。
ギャラリーを使う難しさと楽しさを
初めて教えていただいた場所です。
本当にお世話になりました。
ありがとうございました。

そして
12月18・19日に
元町での最後の営業を
「黄金舎の冬の蚤の市」と銘打って
2日間だけされます。
ギャラリースペースで
お店の商品を筆頭に
什器・備品
驚きの私物まで出されるとか。
これは見逃せません。

さらに
黄金舎のショップは閉店しましたが
ウェブショップは存続されるとの事。
数々の素敵雑貨は
まだまだ購入可能です。

ご挨拶と
これからもよろしくお願いします。
を兼ねて
昨日黄金舎を訪ねました。
そのあと
南京町の西にある
「のらまる」という紅茶専門店へ向かいました。
南京町の西門を出て
左に曲がり3軒目の
オレンジ色が印象的なアミーゴスビルの2階。
お店の方伺ったところ
キャッスルトン茶園をはじめ
サングマ、シンブリ、
リシーハット、アリア、ナムリン茶園と
名門の茶園の茶葉を取り揃えているとの事。
私はキャッスルトンのセカンドフラッシュをいただきました。
すっきりした飲み口で
繊細で爽やかな香りの紅茶でした。
神戸の街には珍しく
時間も遅くまでされています。
優しい空気の店内で
黄金舎でのいろいろが頭の中を巡り
時間を忘れてぼんやりしました。

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2010年12月12日 (日)

ユメヲカナエタヒト。

前の職場の友人や先輩との
忘年会が
阿倍野にある「居酒屋 寛」でありました。
前の職場で一緒に働いていた同僚が
ご夫婦で始めた居酒屋さん。
料理も優しい味で美味しく
暖かで
穏やかな雰囲気で
二人の仲の良さが
お店いっぱいに感じられました。

以前から
ご夫婦で自分たちのお店を持つ事が
夢だったそうで
ご主人が料理屋さんで夜に仕事をして
奥さんが昼間に仕事をして
開店に至ったそうです。

久しぶりに会う友人たちからも
仲睦まじい二人からも
たくさんの素敵なちからを
もらえました。
夢を叶えるのは
きっと
本当に大変なことなんだろうけれど
目の前で
微笑む二人を見ていると
叶えるための努力が
できそうに思えてきました。

明日は私にとって
大事な
一歩になる。
まずは前進してみます。

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美味しいコト。

12月11日。
北堀江にあるパンカフェ・スワロウテイルで
「かなたのひ 暮古月夜話」を聞きに行きました。

何度聞いても
初めて出会うような衝撃と瑞々しさ。
人の声と
SAXの音とが
響きあいながら
重なり
離れ
モノガタリの周辺のあった
コトガラまで引き出しながら
頭の中から
頭蓋を通り抜けて
広がっていく。

お二人の朗読と音楽は
たぶん聞いている一人一人が
きっと
違う印象や経験をしている
現場なのだろうと思います。
そこに出てくる
色も
味も
匂いも
人物も
温度も
風の向きも。

スワロウテイルいっぱいに
広がるパンの香りが
お話しに出てくる
ホットケーキと混ざり合って
まだ
食べてもいないのに
すっかり
美味しい気持ちになりました。


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2010年12月 8日 (水)

西高東低。

作家さんとお会いするため
大阪の京橋に出掛けました。
JR東西線から京阪電車方面へ行くのに
すっかり迷ってしまいました。
京橋、難しい。

愛らしい
可愛らしい
猫の首輪やおもちゃを作られている
チバンビーナさん。
「キスキスコーシュカ」という
ネットショップもされています。
作品に違わず
ご本人もかわいく
とても楽しい方でした。
布を扱う者同士
苦労する事や失敗話や達成感など
共感する事も多く
ランチの時間を大きく過ぎても
話しは尽きませんでした。
何か一緒にできるといいなあ。

西に向かう帰宅の道で
遠くの山に
夕日がかかっていました。
紅葉に
夕日が溶けて
山の端が曖昧に見えます。
道路の上に
遠くまで繋がる電線が
あやとりの途中みたいに浮かんでいました。
こんな寒い空の下
強い風で
公園のポプラの葉は
みんな落ちてしまったようです。

西高東低の冬の天気図は
明日も続く様子。
暖かく暖かくしなくては。

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2010年12月 5日 (日)

ぽかぽか。

行楽日和の阪急電車。
たくさんのひとが紅葉狩りに向かう
箕面線に乗り牧落へ。
「冬支度の大道楽展」を見に
天善堂Galleryに行ってきました。

天善堂は築100年を越える日本家屋を
ギャラリーにされている
それはそれは素敵なところです。
高い上がりかまちの奥に
暖かで細工の効いた
冬支度の様々な作品が並んでいました。
SAKURAKOさんの
柔らかなイメージの多い中にあって
モダンでシャープな印象のフエルト。
いつ見ても心が踊ります。
丹生悦子さんの
ひとつの編み方にとらわれない
表現力が豊かなニットの作品。
トコトワさんの
たくさんの布を細かな手作業でつないだ
かわいさと
ぬくもりが詰まった作品たち。
小さなビーズが
天使になり
妖怪になり
王様になり
キノコになり。
これまた驚くほどかわいい。

そしてもう一つのお楽しみです。
冬限定で登場する
おぜんざい。
丸い焼き餅に
粒の大きな小豆のおぜんざい。
ゆずの仄かに爽やかな香りが素晴らしい。
とってもとっても美味しかった。

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ギャラリーから見える庭に
燦々と日が差して
大きな窓硝子が光って
おなかも気持ちもぽかぽかな午後のひとときでした。

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2010年12月 2日 (木)

あるくあるく。

冬の気配が遠のいた今日、
金峯山寺
「蔵王堂権現 百日特別ご開帳」へ行ってきました。
友人に誘われて
初めての吉野です。

見上げてもまだ大きい阿吽像が立つ
金峯山寺の仁王門をくぐって
道なりに右手の方へ回ると
蔵王堂があります。
その蔵王堂の奥。
約60年に一度開帳される
金剛蔵王権現が3体、鎮座されています。
全身が青黒色の
憤怒の形相の激しい姿でした。
迫り来るようなの力強さと
圧倒的な重量感に
体が動かなくなりました。
あまりにも迫力があるためか
ただじっと
お顔を見つめる以外できなくなっていました。
時間をかけて間近で拝見しました。
蔵王堂の裏手にある蔵王権現本地堂で
僧侶の方に
過去世・現世・来世の解釈を聞いたりしました。
こちらも普段は入れない場所だそうです。

ゆっくりと金峯山寺で過ごして
お昼ごはんに向かいました。
せっかくの吉野ですから
葛のもの!
葛うどん定食をいただきました。
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そして友人おすすめの
水分神社(みくまりじんじゃ)へ。
金峯山寺から
歩いて約1時間ほどのところにあります。
吉野山の中千本から上千本へ歩くのです。
桜の頃も美しい事と思いますが
晩秋の山も
足が止まってしまうほど美しい。
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途中の道には
もみじが赤や黄色の葉を落として
重なり重なり
絨毯の様になったり
花が咲いた様に見えました。
かなりの急勾配を上がって
ようよう辿り着いた水分神社は
しんと静まり返った
古色の美しい鄙びた神社でした。
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小さな境内の中央には
しだれ桜が
今は細い枝に風を受けて揺れていました。
春が行き過ぎる時分には
きっと
薄桃色の枝が
同じ風に揺れているのでしょう。
ここのところ
大きく揺れていた気持ちも
水分神社の静けさの中で
穏やかな波紋のように
少しずつ輪の端から
胸の奥に吸い込まれていきました。

肌寒くなり
吉野山を下りました。
夕暮れの
雲の行方や
空の色の移ろいや
霞む山の稜線を眺めながら。

初吉野、本当に行ってよかった。
誘ってくれてありがとう。

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2010年12月 1日 (水)

思いつきのちび旅。

今朝は早く目が覚めたので
お出掛けしようと思いつきました。
考え事と
ぼんやりを繰り返すには
電車が一番。

住宅街を抜けて
深い緑と紅葉が散りばめられた
山のあいだを縫う様に
電車は走ります。
山裾にさしかかると
刈り取られた稲のあとが少し伸びて
低く色あせた金色の田や
今は役目を終えて
一休みしている黒い畑が
市松模様みたいに
繋がって見えました。
冬枯れた畦道の深い橙色。
制服の裾を翻らせて
自転車が走っていきます。
その向こうでは
畑の片隅で焚かれている火から立ち上る白い煙が
山から上がる霧に溶けていました。

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冬の手前の暖かな一日。
深く美しい緑と赤の補色。
霞む青空も
薄く広がる雲も
今日はみんな美しかった。

そして
ぼんやりしかしませんでした。

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